野球肩の治療法・治し方

野球肩の治療、症状の特徴、リハビリ内容について:野球肩.COMでは野球肩の治療、症状、原因、リハビリに関する情報を専門に解説しております。野球肩とは、継続的に肩へ負担がかかり続けることによって、炎症や痛みを発症する障害です。野球肩は初期段階では、それほど痛みを生じることはありませんが、進行するに連れて痛みも増し、実践競技への復帰も長期的な時間が必要となる障害でもあります。本サイトが野球肩の症状にお悩みの方、また野球肩についてお調べの方のご参考になれば幸いです。

野球肩の治療法について

 野球肩を発症してしまった場合の治療方法についてご説明します。

 野球肩の治療は、基本的に「保存療法」を主体とした治療を実践していく事になります。

 野球肩の場合は障害の原因は「使い過ぎ」が主な原因ですから野球肩の治療では、基本的な治療は保存療法による治療を前提に治療を実践していきます。

 保存療法では
●運動制限
●アイシング
●抗炎症剤の服用
●ステロイド関節注射
●ヒアルロン酸関節注射
 などの治療を平行して行い、症状の回復を図っていく事となります。

 尚、野球を実践中のアスリートの肩のアイシングでは保冷効果の高い肩専用のサポーターを装着してアイシングを実践する方法が有名です。

 肩のアイシング専用サポーターは密着性が高く肩関節を全体的に包み込む構造となっている点がひとつの特徴です。

 投球動作によって微少の断裂を起こしている肩関節から肩甲骨まわりの炎症を最小限に食い止める効果がある為、シーズンを通じて活用したいサポーターであると言えます。

※写真:ZAMSTアイシングセット

 TVで投球を終えたプロ野球の投手が試合中に肩にプロテクターのような大きなアイシングサポーターを巻いているシーンを見かけたことがある方も多いかもしれません。

 プロ野球投手は自分の登板が終了した直後にアイシングを開始しますが、これはプロに限らず一般のスポーツアスリートも見習う必要があります。

アイシングは市販のアイスパックでも代用可能

 運動後、または運動制限中の治療期間中も痛みのある炎症が起きている段階ではアイシングは有効です。

 肩専用のアイシングサポーターは数年単位で使用できるので、野球選手の中でも特に投手の場合は、「投手の肩は消耗品」とも呼ばれるようにダメージを蓄積していかないよう出来る限り早い段階で手に入れておきたい治療装具と言えます。

 但し、専用の装具がなくとも市販されているアイシングパックを肩周りを覆うように包みバンテージで固定してあげるだけでも効果はあります。

 アイスパックならばひとつ1000円程度で近所のドラッグストアでも手に入れる事が可能ですから出来れば2つ準備し肩のアイシングケアを行える環境を準備しておきたいものです。。

ステロイド抗炎症剤による治療は一時的な処置

 ステロイド抗炎症剤は一時的に炎症を抑制する効果が非常に高い事から、炎症を一時的に強制的に抑制する際は非常に有効な方法であることは確かです。

 既に強い痛みがあり関節に強い炎症が出ている場合はまず炎症を抑える事が優先されるケースもあります。

 ステロイドと聞くと敬遠されがちですが強い炎症を緩和する目的で正しく一時的に取り入れる事が有効な場合も多くあります。

 しかしやはり、ステロイド剤には副作用をもたらすケースも考えられる為、敬遠されがちな傾向にあるのも事実です。

 その為、医師と連携を取りしっかりと治療計画にそって治療を行っていく事が大切です。

 やはり治療の基本は安静を保ち回復を待つ事、また根本的な対策としては練習環境の見直しや投球フォームの改善など抜本的な対策が必要となってくることは言うまでもありません。

野球肩の根本的な改善・再発の防止

 野球肩を発症してしまった場合は競技者として長期的な視点で再発の防止についても真剣に取り組むチャンスと考えても良いでしょう。

野球肩のリハビリテーション

 野球肩を発症してしてしまった場合、通常はしばらく運動をすることが出来なくなります。

 これは、野球肩は慢性的な疲労が原因である点と、部分的に炎症及び筋断裂を起こしている状態で運動をおこなうとにより症状の悪化をもたらす可能性が高まる為です。

 野球肩は基本的に、安静を保つことで回復が可能な障害ではありますが、重度の症状になると、競技などへの復帰までには、かなりの治療期間が必用となります。

 尚、筋細胞は、野球肩の発症直後から筋の修復活動が開始されます。

 内出血などは、この患部への修復作業によるものでもあるのです。

 回復期に入りはじめると、軽いリハビリテーションが可能となってきます。

 筋肉はまったく使わないでいると、どんどん筋収縮を起こし筋力が低下していくので、その予防としてリハビリを実践します。

 具体的なリハビリの目的としては
●筋肉の萎縮による筋力低下の防止
●関節可動域の確保
 などがリハビリの目的となります。

 尚、できる限り早い段階で練習に復帰したい場合は関節可動範囲を確保するストレッチを主体としたリハビリメニューを実践しながら筋細胞組織のリカバリー作用をもたらすグルタミン成分をサプリメント等から摂取していくのもひとつの方法です。

 グルタミンは外科手術を行った患者の傷口の回復を早める効果があることが確認されており、医療の現場で使用されている「アミノ酸成分の一種」でもあります。

※写真:グルタミンパウダー

 スポーツアスリート間では激しい筋力トレーニング時のリカバリ目的としてプロテインやクレアチンとともに必須サプリメントとしても消費されている為、既にご存じの方も多いかもしれません。

 野球肩は、回旋筋腱板周囲の筋繊維に微少ながら筋断裂を伴う障害でもある為、外科手術同様傷口の早期修復が現場や実践中のスポーツ競技への早期復帰につながります。